Claude Codeを使い始めてわかった、ChatGPTとの本質的な違い
「AIでコードを書く」と聞いてChatGPTのイメージを持っていたら、まったく違うものだった。Claude Codeの実態を使った人間が書く。
このサイトは、コードをほぼ書かずに作った。
「ほぼ」というのは誇張ではなく、本当にそうで、Next.jsのセットアップからVercelへのデプロイまで、自分でタイプしたコードはほぼゼロだ。Claude Codeとの会話だけで動くサイトができた。
最初、これが信じられなかった。
「AIでコードを書く」の誤解
ChatGPTやCopilotを使ったことがある人は、多分こう思う。「コードを生成してもらって、貼り付けるんでしょ?」
違う。全然違う。
Claude Codeはファイルを直接読み書きし、コマンドを実行し、エラーを確認して修正するまでを自分でやる。
「コードを提案するAI」ではなく、「実際に手を動かすエンジニア」として動く。これが最初に理解すべき一番重要な違いだ。
使い始めた最初の日、「ホームページを作って」と言ったら、Claude Codeが勝手にファイルを作り始めた。自分はただ見ていた。最初は何が起きているか把握するのが精一杯だった。
Claude Codeが持つ「道具」
Claude Codeが実際に使えるツールはこういうものだ。
| ツール | 何をするか |
|---|---|
Read | ファイルを読む |
Edit | ファイルの一部を書き換える |
Write | 新しいファイルを作る |
Bash | ターミナルコマンドを実行する |
Grep | コード内のテキストを検索する |
人間がターミナルでやることを、Claude Codeは「自分で判断して」やる。どのファイルを読むか、どのコマンドを実行するか、エラーが出たらどう修正するか——全部自分で考えて動く。
「優秀なエンジニアに口頭で指示する」感覚
1週間使って一番しっくりきた表現がこれだ。
「ナビゲーションを共通コンポーネントに切り出して」と言うと、Claude Codeは今のコードを確認して、コンポーネントを作って、各ページに適用して、動作を確認するまでをやる。自分は何もしなくていい。
ただ、これには慣れが必要だった。
最初は「任せていいのか」という不安があった。コードが変わっていくのを見ながら「これで合ってるのか?」と何度も確認した。だんだん「何をお願いすれば何が起きるか」の感覚がわかってきて、ようやく「任せる」ことができるようになった。
拡張機能を使うともっと変わる
Claude Code単体でも十分強力だが、拡張機能を使うと一段上がる感覚があった。
CLAUDE.md は、毎回自動で読み込まれるルールファイルだ。「このプロジェクトはnpmを使う」「コンポーネントは2ページ以上で使う場合だけ切り出す」といったルールを書いておくと、毎回説明しなくて済む。
Hooks は、特定のイベントで自動実行されるスクリプト。このサイトでは「Claude Codeが返答を終えるたびに自動でgit pushが走る」仕組みを作った。その記事はこちら。
Skills は、呼び出し可能なワークフロー定義。「/write-postと入力すると記事執筆モードになる」といったことができる。
これらを知ったのは使い始めてしばらく経ってからで、最初から全部使えるわけじゃない。ひとつひとつ試しながら理解していくものだと思う。
使い始めて一番変わったのは、「自分がやること」の定義だ。
以前は「コードを書くこと」が仕事だった。今は「何を作るかを決めること」が仕事になっている。実装の詳細はClaude Codeが考える。
これが良いのか悪いのかはまだわからない。でも、コードを書く時間が減った分、「何を作るべきか」を考える時間が増えたのは確かだ。